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■花火を画面にうまく入れるには
●レンズはイメージによって自由に選ぶ!! 一眼レフカメラの大きな特徴の一つが、レンズが交換できるということです。(一部交換できないものもありますが) なぜ、レンズはいろいろなものがあるのでしょうか? 最近の一眼レフは一般的に標準でズームレンズが着いていて、ほとんどの場合、それ一本で足りてしまうように感じているかもしれません。 でも、写真を知れば知るほど、標準ズームレンズでは物足りなくなってくるのです。 そこで、メーカーは、いろいろなレンズを取りそろえて、撮影者にいろいろな撮影ができるように提供してくれているのです。 ズームレンズは、一般的に単焦点レンズ(画角が固定)に比べて画質が劣ると言われていますし、開放f値が大きく、写真表現の要素であるボケがあまりきれいにボケてくれないなどの不満があります。 それに対して、単焦点レンズは一般的には開放f値が小さく、画質も良いと言われるものが多く、より良い写真を撮るためには、単焦点レンズを使うという人が多いのです。 もちろん例外はありますし、単焦点レンズは融通が利かないなど不利な点もあるので、単焦点レンズが優れたレンズということは言い切れませんが... レンズの違いは画質だけではありません。 もちろん画角を決めるのは焦点距離で、焦点距離が短いほど広い範囲が写り、焦点距離が長いほど狭い範囲しか写せないという関係です。 広角レンズと言えば、一般的は50mm以下のレンズを言い、焦点距離が長いものは望遠レンズと呼ばれます。 50mmのレンズは一般的に標準レンズと呼ばれていますが、これは、できた写真が一番自然に見える(肉眼で見える見え方に近い)ということからこう呼ばれています。 さて、それでは花火を撮るには、どんなレンズがいいのでしょうか? 画角は、撮影者のイメージによって決めるものであって、何が標準とか、何でなくてはいけないということは無いのです。 こんな答えでは無責任なので、あくまでも、僕の場合、どうしているかをご紹介したいと思います。 僕の場合、花火をメインでできるだけ忠実に写すことに主眼を置いているため、特別なことがない限り、花火ができるだけ中心に、できるだけ画面いっぱいに(あまりはみ出したりもしないように)撮影しています。 これは、基本的な撮影なので、こんなことでは物足りないという方もいるかもしれませんが、これが分かれば、あとは応用していただくということになります。 まずは、撮影場所により、レンズも決まってきます。 近くで撮影するなら広角ズームレンズ、遠くから撮影するなら標準ズームレンズが一番使いやすいです。 その他に、広角系の単焦点レンズ(35mm)や中望遠の85mm単焦点レンズなども使ったりすることもありますし、時には花火の一部分を切り取って撮影するために望遠系のズームレンズを使うこともあります。 初めて撮影をするのであれば、できるだけ打ち上げ台に近いところで、広角から標準のズームレンズを使うのが無難なのではないかと思います。 諏訪湖の花火大会の場合、湖岸で撮影するのであれば、35mm程度で10号玉がちょうど画面いっぱいに入りきるか、少しはみ出る程度というのが一つの目安になるでしょうか? できれば28mmまで広角側に余裕のあるズームレンズがあるといいですね。 ちなみに、僕の場合は、18mm〜35mmという超広角レンズを使っていますが、初めての方はそこまでの広角はそれほど必要性を感じないかもしれません。 これは、あくまで一つの例に過ぎませんので、どんなレンズを使ってどんな写真を撮るかは自由ですしそれが個性だと思います。 あとは、いろいろなレンズで撮影してみて、実際に自分のイメージを持つことが大切ですね。 ●花火を画面にどう入れたらいいのか? 今までの説明は、ほとんど概念的なものであって、覚えてしまうとそれだけのものですが、いざ花火を撮影する時には、その花火をどうやって画面に入れるか、どのくらいの大きさで入れるか、どこに入れるかということが一番難しい部分になるでしょう。 これはイメージの問題でもあり、技術の問題でもあるからです。 最終的な花火の写真を完成させるのは撮影者であるあなたですから、こうしなくてはいけないということは特にありませんが、一つの例として、僕の撮影スタイルをご紹介したいと思います。 レンズと画角は切っても切り離せない関係ですが、上でも書いたとおり、湖岸で撮影するとしたら、28mm〜35mm程度がちょうど画面いっぱいに花火が写るというイメージを一つの目安にしてください。 それを前提に、今度は、花火をどうやって画面の中に納めるかという技術的な問題をどうクリアしているかです。 僕の場合、慣れもあると思いますが、できるだけたくさんの花火を写すようにしているため、最初の玉から写しはじめてしまいますが、初めての方や慣れていない方にお勧めの方法として、10号早打ちなどの単発花火は、最初の1発は犠牲にして、打ち上げ台から発射された花火の昇り局導などを追いかけて、開いた位置でカメラを軽く固定します。 このとき、花火の開き方を見ていると分かると思いますが、真円ではなく、下の方がより大きく広がるということを考慮して、開く瞬間の花火の中心を画面の中心より少し上の辺りにするのです。 また、ズームレンズの場合は、開く大きさを見て、素早くズームを調節し、適当な大きさに調整します。 諏訪湖の花火大会の場合、10号早打ち競技では、一つのプログラムで5発打ち上げられますから、あとの4発は、ほぼ同じところに同じくらいの大きさで開くということが予想できます。 2発目の玉が上がってレンズを覗いていれば、先ほど固定した位置の近くに入ってくると思います。 あとは、物理の法則通り頂点付近ではスピードが遅くなるので、それを頼りに開くタイミングを見計らって花火が開くであろう位置を素早く予想してカメラの向きを微調整するのです。 そして、開くほんの一瞬前にレリーズのボタンを押します。 このとき、一眼レフカメラでは、画面が真っ暗になって何がどう写っているか確認できなくなりますが、すぐさまファインダーから目を離し、肉眼で花火の開くのを見て、花火が消えたらレリーズのボタンを離します。 離した瞬間、ファインダーを再度覗き、ほんのわずかに残った花火の残像などが確認できれば、だいたいどのあたりにどれくらいの大きさで写ったかが予想できます。 言葉だけではなかなかイメージがわかないかもしれませんが、実際に試してみて欲しいと思います。 ここで説明したのは、単発花火を画面の中心に1発だけ入れる方法ですが、昇り局導などを入れるには、もっと早くレリーズボタンを押す必要があるのは当然のことです。 ちなみに、昇り局導を入れると、邪魔に感じるということもありますし、花火のイメージによっては、無いと逆にそのイメージにならないこともあり、それを判断するのは経験と勘が頼りです。 ただ一つ言えるのは、花火が開く瞬間に遅れてしまうと中心の明るい光が無く、しまりのない写真になってしまうと言うことで、これだけはおさえておきたいポイントです。 これが問題なく写せるようになれば、あとはもう自由に撮ってみて、自分なりの撮り方、自分なりの表現を追求していって欲しいと思います。 単発の花火より、簡単に写せるのはスターマインです。 スターマインについては詳しく書きませんが、単発花火よりは圧倒的に撮りやすいのは言うまでもありません。 なぜなら上がる花火は1発ではないので、開き初めてからゆっくりフレーミングを調節できるからです。 ただし、スターマインの撮影で気を付けないといけないのは、欲張ってたくさんの花火を入れすぎると、真っ白な写真になってしまうという点です。 目安としては5発〜10発程度、多くても15発以内くらいで、時間にして3秒以内が目安と考えましょう。 もちろん花火の色や大きさにもよりますからこれで決まりという訳ではないので、あとは経験による部分になると思います。 経験から言える注意点としては、スターマインの場合、最初の方は煙も少なく割と綺麗に写るのですが、あとになればなる程、煙がかぶって汚くなってくるということ、それと、最後の方ではたいてい豪快に明るい花火が上がることが多いのですが、ほとんどの場合露出オーバーになり真っ白な写真になってしまうので、見た目で綺麗だからといってうまく写すのは難しいと思います。 それから、花火を写す場合、フイルムの向きは縦位置(縦長に見える状態)で撮影した方が撮影しやすいということを付け加えておきます。 これも好みの問題ですから別に縦でなくてはいけないわけではありませんし、ワイドスターマインのように横の方が撮影しやすい場合もあります。 |
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