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第58回諏訪湖祭湖上花火大会

− 2006年8月15日開催 −

今年の諏訪湖は、過去最大の4万1千発の打ちあげ、さらには二尺玉、三尺玉の復活と、本番前から興奮気味ではありましたが、ここ数年、煙に邪魔されて悲しい思いをすることが多かっただけに、果たして三尺は見ることができるのか、風向きはどうかなど、正直なところ不安な部分もありました。
果たしてその結果は...
多少煙の影響はあったものの、とにかくすばらしい花火大会でした。
過去にこれだけの迫力と感動を味わったことは無いというくらいの感動がありました。
写真を撮りながら、こんなにすばらしい花火大会を毎年間近で見ることができる幸せを感じていました。
※写真をクリックすると大きい画像を表示します。
大会プログラム

  

特別企画として復活した二尺玉(左)と三尺玉(右)
− お  願  い −

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第1部 夜空に轟く音と光の芸術

スターマイン 遊星と大爆音と間欠泉花火 ようこそすわこまつりへ
    年々派手さを増しつつ、さらに構成の良さに磨きがかかってきたオープニング。
    まだ暗くなりきらない空を焦がし、水面を輝かせながら、全打ちあげ台からこれでもかというくらいの花火が次々に繰り出される。
    この時点で、初めて諏訪湖の花火を見にきた観客は圧倒されているに違いない。
    こうして文章を書きながらも、当日写真を撮りながら聞こえてきた歓声を思い出すと鳥肌が立つほどの感動を思い出す。
    幸い風向きも割といい位置で見ることができ、これだけの花火が打ちあげられているにも関わらずきれいな写真を写すことができて大感激!
       

10号早打ち競技(基準玉)
スワコ シャイニング ドリーム
    芯入変化菊(1発目は昇り小花付、2発目は昇り朴付)、八重芯変化菊、芯入千輪、芯入冠菊というように、それぞれ違う玉をあげて基準とした。
    3発目の八重芯変化菊は、完成度が高すぎて、これを基準に審査するのは酷ではないかと思うほどのものだった。
         

10号早打ち競技1
湖上の黄金柳(昇曲導付芯入錦冠菊)
    大きく開き、余韻も残す冠菊は観客のうけもいい。
    それぞれ違った玉で楽しませてくれた。
    5発目は、写真ではわかりにくいが、八重芯の消え際に最近流行の霞草を使い、特に引きの時間を長く取っているため、後になってから現れる霞草が肉眼で見たときの効果としてはとても面白い。
    以前、フイルムで撮影していたときには霞草は全く写らなかったが、デジカメを使って驚いたことにその霞草がわずかではあるが写っているのである。
    そんなことからも、写真からも霞草の使い方が見えるようになったのである。
         

10号早打ち競技2
諏訪湖に降り注ぐ大輪の舞(昇曲導付三重芯変化菊残輪)
    5発とも違った玉で楽しめた。
    私には三重芯には見えなかったが、写真を良く見ると、3発目と5発目が三重芯なのかもしれない。
    そういう意味では5発目は冠菊なので、玉名としてパンフレットどおりなのは3発目ということだろう。
    見ていて良かったのは4発目で、珍しく残輪が真正面を向いたため、目玉おやじのようなイメージに見えた。
    5発目の冠菊は、私の写真判定により、今大会で最大の大きさの玉だったと思われる。

         

10号早打ち競技3
チェンジ・オブ・カラー(昇り曲付三重芯銀冠先光露)
    パンフレットの玉名や、タイトルと比較して、なんとなくイメージと違う感じがしてしまう。
    錦冠に見えるが、5発目が玉名のとおりの玉なのだろうか、写真で見ると確かに三重芯になっているように見え、形も冠菊にしては珍しい真円(球)に近い形で完成度は高かった。
    3発目までは、正直なところ、残念な玉だったとしかコメントできない。
    4発目、5発目の完成度と比較すると違いが大きすぎるので、おそらくは職人の違いであろうと思うが、特に1発目と3発目は、写真でよく確認して見ると八重芯のようなのだが、親星と同系色の芯を入れるというのはどういうことなのか。
         

10号早打ち競技4
色火の芸(昇り曲導付変芯変化菊)
    最近の多重芯ブームというのか、とにかく玉名だけは三重芯とか四重芯とかいっても実際は形が崩れたり分離して見えないなどの玉を見ると、むしろこのくらい割り切って多重芯ではない変芯変化菊であっても、形がよく配色を変えるなど、完成度が高く工夫していることが好感を持てる。

         
10号早打ち競技5
百花繚乱(昇り曲導付芯入変化菊/昇り曲導付千輪菊)
    なぜかこの業者だけ玉名が2つ掲載されていた。
    百花繚乱というタイトルに負けず5発ともすべて違った特徴の玉で見ていても写真的にも楽しめた。
    控えめに芯入変化菊と玉名をつけてあるが八重芯だったり、全体的に点滅星を効果的に使っているなど、研究し尽くされた印象であった。
    3発目も、写真にはほとんど写っていないのが残念だが、芯の核に流行の霞草を使っているだけでなく、色の出ない引きの部分を多くとり、かなり後になってから霞草が出現するなど、完成度が高かった。
    ちなみに、1枚目の写真は形が崩れて見えるが、これは私の写真の撮影上、次の玉のために早めにシャッターを戻してしまったため、点滅がすべて写っていないせいではないかと思れ、肉眼で見た印象は、余韻のある非常にいい玉であったので書き添えておく。
         

10号早打ち競技6
クリスマスフラワー(昇曲導付錦輪先彩色拉手)
    3発目の玉がクリスマスカラーの赤と緑の組み合わせで、タイトル・玉名に合わせて作られたものだと思われ面白い玉だった。
    他の玉はタイトルとは無関係のようでテーマ性には欠けるものの、すべて違う玉で、特に4発目の金色の点滅星を使った玉は完成度も高く写真的には好みのものだった。
         

10号早打ち競技7
咲き誇る大輪の花(昇り曲導付八重芯変化菊)
    写真では分解が難しい配色のようであまりよくわからないが、肉眼では確かに八重芯に見えた。
    最近は盆の大きな玉が多いこともあるが、この玉は全体的に盆が小さい感じで同じ尺玉と思うと迫力が欠ける印象であったのと、玉の形が多少崩れているのが残念。
    特に2発目や5発目の色の変化はとてもきれいなだけにもったいない。
         

10号早打ち競技8
湖上に輝く夢想花(昇り曲導付芯入覆輪菊)
    玉名に沿って作られているのは最初の3発のようで、夢想花とタイトルにあるように、独創的な面白い玉であった。
    5発ともそれぞれに特徴があり、まるで新作花火を見ているようで、フォトジェニックな玉あった。
    今回の競技全体を見てもいえることだが、以前は5発とも全く同じ玉ということも珍しくは無かったが、今回はそういう業者が1社も無く、それぞれに5発をうまく演出している点は見る側としてとても嬉しい。
    特に1社の玉だけでこれだけのバリエーションを見ることができるのは非常に贅沢なことである
         

10号早打ち競技9
姫菊の舞(昇り曲付姫菊)
    2種類の全く違う玉を交互にあげていた。
    大きく開く独特の星の中に芯と小割を詰め込んだ見ごたえのある玉で、そのダイナミックな印象と"姫"というイメージが重ならないが、完成度はかなり高い。
    昨年も同じ玉名であげていたが、小割の色と消え際を変えたようだ。
    せっかく5発あげるので、小割の色のバリエーションとして見せてほしかった。
    もう一方の三重芯の玉も完成度はかなり高く、きれいに同心円状に開いている。
    写真的に残念だったのはたくさん付いた昇り小花が尺玉を邪魔してしまっていることと、途中で外れて落ちてしまっていること。
    写真の視点だけでもうひとつ注文をつけるならば貧祖に見えてしまうので親星の色をもう少し長く出して欲しいが、肉眼で見るとマジック星のように引きをうまく使って一瞬光ってはまた消えて色が変わってもう一度光る手法で、芯の数がもうひとつあるような錯覚に陥る独特の効果をもたらすものある。
         

10号早打ち競技10
諏訪湖ロマン(昇り曲付芯入変化菊)
    玉名には芯入と控えめにつけてあるが、4発目を除いた4発は八重芯であり、しかも完成度は非常に高い。
    さらには昇りの小花の色をひとつずつ変えるなどの小技や、写真的に見てもその小花の大きさや形が決して尺の玉を邪魔することなく整っているのもすばらしい。
    特に1発目と3発目の玉は、尺玉の花火写真の見本にしてもいいほどの写りに感動した。
    伝統的な配色と整った盆の形など、典型的な日本の花火の見本のような玉であった。
    審査結果で優勝と聞いたとき、確かにすばらしい玉であったので、決して審査員の目をを疑うわけでは無いが、太陽導堂田村煙火の作る玉の中では控えめな玉であったため、個人的な感想で言えば同じ優勝をするのであれば、完成度の高い三重芯菊も見たかったというのが本音である。
         

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