2月13日に山口村は越県合併により中津川市に編入し、長野県から岐阜県になってしまいます。
山口村といえば中山道の宿場町として有名な馬籠宿のあるところです。
何度も訪れている場所ではありますが、長野県としての馬籠宿の歴史を閉じるというこのタイミングにもう一度訪れてみました。
坂の下の駐車場に車を停めて坂を上り始め左に折れると最初に目に入る水車小屋です。
大きな水車がぐるぐると回っています。
2枚目の写真は水車小屋の中にある囲炉裏に吊るされた自在鍵です。
水車小屋を過ぎてまた少し坂を上ると見えてくるのは大八車と狸が目印の但馬屋です。
ところでこのトレードマークの狸くんは何と11代目なんだとか...
こちらは屋根の下に吊るされた杉玉が印象的な大黒屋。
民芸品と食事・喫茶処の老舗です。
人気があって人の耐えることが無く、人のいない写真を撮るのは至難の業です。
坂を上りきるとバス通りに出ます。
その通りの向かい側にある大きな建物は蕎麦処の上但馬屋。
この坂の一帯は、風情のある建物が連なり、まるでタイムトリップしたかのようです。
極めつけはこれ。
何かと思えば消火器です。
「火の用心」ではなく「火の要鎮」と書かれています。
ところで、越県合併が実現したのは何と46年ぶりとなるそうです。
合併をあさってに控え、騒がしくなっているのかと思えば、そんなことは微塵も感じることのない、不思議な感覚でした。
むしろ、合併によって長野県が狭くなるということが、長野県民としては、複雑な気持ちなのですが、もともと生活圏が岐阜県寄りだった住民にとって、合併は特段不思議なことではないのかもしれません。
まだ寒い季節ですが、1本の梅の木だけ花がほころび始めていました。
長野県から岐阜県に移っても、ここに住む人たちは、この馬籠宿の風情ある町並みを守り続けていくことでしょう。