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◆ザクロ

2004年 6月 4日(金)(旧暦 2004年4月17日 友引)

KICX2583b.jpg

我が家の庭には、ザクロの古木があり、ちょうど梅雨になる今頃、無数ともいえる数の花を一斉に咲かせます。
数えてはいませんが、おそらく多い年では、数百〜千近くの花が咲いたと思います。
しかし、今年はどういうわけか、極端に花が少なく、数えるほどしかありません。
1週間ほど前に花をつけ始めましたが、その後も花の数は一向に増える様子も無く、今年は極端なはずれ年のようです。
ただでさえ梅雨に打たれて落ちてしまう花が大半で、風雨に耐えた一つまみが実を結ぶことから想像して、残念ながら、今年はもしかすれば1つも実が成らない可能性が高いような気がします。

ザクロは中東地方、を原産としたザクロ科の植物で、古代から栽培されてきたそうで、最高級品といわれるのはイラン産のものだそうです。
そのイラン産だけでも200種類もの品種があるというから驚きです。
どのような違いがあるのかはよくわかりませんが、日本で栽培されているものでも、実が成るものだけでなく花だけ楽しむもの、白い花のものなど、確かにいくつかの種類があるようです。

ところで、ザクロといえば、ここ何年か、テレビや雑誌で健康や美容にいいとか、更年期障害にいいなどということが話題になりましたが、その後、成分的に必ずしも薬効があるわけではないことが判明し、ある意味問題化しているようです。
害には成らないようですが、過度な期待を抱いてザクロ製品を購入するのは控えたほうがいいかもしれません。

とはいうものの、健康にいいかどうかはともかく、ザクロの果実の甘酸っぱい素朴な味は、ほかの果物のどんなものにも当てはまらない独特の味ですから、一度は食してみる価値はあります。
ザクロの実を焼酎で漬け込むザクロ酒は、見た目の美しさでは他の果実酒と比較しても最高のものではないかと思います。

たまに八百屋さんやスーパーで目にするザクロは実が割れていませんが、熟したザクロは果実の皮がぱっくりと割れて、みずみずしく真っ赤に輝くルビーのような実がこぼれそうなほどびっしりと詰まっています。
そこまで熟して初めて本来のザクロの味なのではないかと思うと、八百屋さんなどで並ぶ割れていないザクロの味は、もしかしたら本来の味とは違うのかもしれません。
木の上で自然に熟して割れたザクロを口にすることができるのは栽培している特権ということになるのかもしれません。
また、割れたザクロの美しい姿は絵画の題材にされるほどで、我が家のザクロの存在を知る知人が毎年ザクロの実が成る季節に割れた実の付いた枝を求めにやってきたりしています。
果たして今年は1つでも実が成るのかどうか...

ついでに...
ザクロに関連して、ガーネットのことを石榴石ざくろいしといいますが、その結晶の形がザクロの果実のなかの粒状の実の形に似ていることから呼ばれています。
子供の頃、湧き水の流れる小さな川の中で、まさにその形の石をいくつか見つけたことがありました。
子供ながらにこれは珍しいものと直感し、大切にとっていた記憶があります。
果たしてそれが本物の石榴石なのかどうかは今となっては不明ですが、国内で有数の産地として知られているのが諏訪からもそれほど離れていない和田峠だというので、もしかしたら、今でもその川を探せば見つかるのかもしれません。




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